Apple iPhoneと比較されがちなGoogle Androidですが、以前iPhoneからSafariが消える日?〜Ad〜という記事の中で少し取り上げたように、今のところ軍配は圧倒的にAppleに上がっているようで、iPhoneは全プラットフォームの売り上げの48%をたたき出しています。
端末はわずか数%程度のとても低いシェア(2010Q2)でこれほどの売り上げを叩き上げることができているのは他でもないiTunes StoreやApp Storeの存在のおかげでしょう。
サービスとデバイスが強力にバンドルされた結果とも言えます。
翻ってGoogleも同じような試みをアプリケーションで展開しようとしていますが、今のところ同じAndroidプラットフォームの中でも混乱が多く、また異なるバージョンが複数存在することによる互換性の問題などから中々うまく行っていません。
収益化の中心事業を標榜するアプリのストアも混乱を極めており、引用ばかりで恐縮ですが「自由」の先にあるもの、AppleとGoogleという記事の中で以下のように取り上げました。
発売時、メーカーがプリインストールしたBloatware=膨れ上がったソフトウェアが、購入時点で端末のスペックを逼迫している上にユーザーがアンインストールもできない仕組みになっているのだそうです。
ちょうどメーカー製Windows PCを買ってきた時に付いてくる無駄なプリインストールソフトたちと同じ状況が生まれており、このことをユーザーは敬遠し始めているのだそうです。
ただし今回の場合はケータイ電話の販売方法という事情のため、メーカーと言うよりもキャリアの方針だとか。
驚いたことにそれを明かしてくれたのは、HTCの広報担当者だそうです。
自由を強みとしてきたGoogleのAndroidですが、ユーザーの手に渡る前にキャリアによってその自由が奪われていたと言うことでしょうか。
Googleにとっては非常に悩ましい問題でしょう。
「自由」の先にあるもの、AppleとGoogleより
これはGoogleにしては少々意外な感じがします。
ここで両者の違いを明確にすべく、以下に5つのポイントを挙げてみました。
Appleの姿勢は…
1.クローズなプラットフォーム
2.秘密主義
3.市場独占
4.顧客の声は中々に聞き入れない
5.独裁的経営
とても閉鎖的で(ヒールっぽい印象を受けてしまいますがw)統制的です。
一方のGoogleの姿勢は…
1.オープンなプラットフォーム
2.オープンな情報
3.マーケットリーダー
4.顧客の声に耳を傾ける
5.三頭政治による経営と社員の自治
とても開放的で自由です。
このように単純化して比較すると両者はとても対照的な企業のようです。
Appleの面白いところはiPodを皮切りにiPhone、iPadに至るまでそのイノベーションは典型的にグローバルな水平分業であるにも関わらず、そのビジネスモデルは極端なまでに垂直統合であるという点です。
先日世界で第2位の経済大国となった一国二制度の中国とオーバーラップします。
Googleは全てにおいて民主的で水平的ですが、オープンで自由であるが故のジレンマに悩まされているようにも見えます。
AppleはアプリでGoogleからトラフィックを奪い、さらに囲い込みを強めiAdによってGoogleの大きな収益源をも奪おうとしています。
とても狡猾にも見えますがそれがビジネスです。
もちろん狡猾さはユーザーにとっては直接は無関係な話で、使っていて楽しくて便利であれば受け入れ支持してくれるものなのです。
少なくともAndroidの現状は、ユーザーにも開発者にもそれほど評判は良くないようです。
また60%というiAdの高いレベニューシェアやユーザーに広く浸透したiTS、App Storeという販路は開発者にとって魅力的に映るのかもしれません。
いくらAndroid端末のシェアが上がろうとも、このままではAppleの背中を見ることもできない。。。
冒頭で紹介した48%という数字がそれを物語っているように思います。
GoogleがAppleの背中を追うには、無料しかないのかもしません。



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