AppleがMac版のネットブックに関して全く興味がないのには理由がある。
それは当Blogでも何度か触れてきたが、Appleは経験としてのAppleを重視するので、現在家電量販店で溢れかえるようなネットブックに興味は無い。
つまりAppleはネットブックを出さない。
ネットブックの定義は実は曖昧だが「およそ低価格でそれなりの性能、Webとメールが精一杯という程度の小型ノート」というのが私の理解だ。
量販店でそう謳われて売られているものは大体こんなところだろう。
この程度のものではAppleの考える「経験」が実現できないからだ。
そのことを読み取れる記事を見つけたので紹介しておこう。
ポータブルな製品を購入する顧客の大半はフル装備のノートPCを欲しがっているはずだ。だが市場に出回っているNetbookの中には、非常に動作の遅いものもある。既製のソフトウェア技術を搭載し、堅牢なコンピューティング体験も提供しない。多くの人たちはそうした状況に不満を感じるだろう
低価格ミニノートPCは「がらくた」 Apple幹部が参入否定-ITメディアより
だが当Blogで何度も書いているように、現時点でのAppleの答えはAirであり、個人的にはタブレット型Macの正体、Airの再定義として予想している。
ただし、ティムクックの発言やAppleのネットブックに対する考えは18ヶ月後には大きく変わっているかもしれない。
ムーアの法則によれば半導体の集積度は18ヶ月で2倍になると言う。
これは自然法則ではないのでその限界はおよそ70年から80年先ともいわれ、技術的障壁を克服してしばらくはそれが続くと考えられている。
この法則を分かりやすく言い換えると、18ヶ月後には半導体の性能は同じ価格でおよそ2倍となる、或いは同じ性能で価格が半分となる。
逆説的にはNetbookは18ヶ月前に同じ性能を実現するには価格が倍だったと言うことだ。
この法則をそのまま当てはめるとAppleの提案するNetbookではない「Air」という答えは、18ヶ月後に性能はおよそ2倍になっている。
もうお分かりだろうが、例えばMacBook Airの性能が今と変わらないなら価格は半分になるのだが、それはちょうど昨今のNetbookの価格に近くなる。
つまりAppleはいまNetbookに興味が無いのはAppleの提供する「経験」を実現できる機が熟していないに過ぎないだけかもしれない。
Appleはこの経験の部分にとてもこだわりを持っている。
だから機が熟したとき、その発言は180度変わるだろう。
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前の記事でムーアの法則を通してAppleとNetbookについて読み解いてみた。 ムーアの法則で語れるのは単純に性能と価格に関する部分の話だが、ティムクックはNetbookについてこうも述べている。 窮屈なキーボード、ひどいソフト、がらくたのようなハード、非常に小さいディスプレイ Appleの考えるノート型Macの限界的なサイズはMacBook . . .本文を読む



せからしか@Web http://www.sekarasika.com/: Appleという経験と「がらくた」の18ヶ月後… http://www.sekarasika.com/archives/263
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