1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後から付いてくる。
Appleは自らの製品全て、ソフトウェアからハードウェアまでユーザーの体験を重視している。
それは箱から取り出すところからすでに始まっている。
Mac、iPhone、iPad、iPod全ての製品に一貫しているのは、
・直感的で分かりやすいインターフェイスと親しみやすいデザイン
・届いたその日から電源を入れるだけですぐに使い始められる敷居の低さ
・無駄なくプリインストールされた使いやすいアプリケーション

2.ひとつのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
Appleは体験を提供する会社である。 Continue reading »

「iPhoneからSafariが消える日?〜プラットフォーム〜」の続き

前回の記事でTech crunchの記事を元に、Webブラウズのプラットフォームについて考えてみた。
インターネットはモバイルの浸透によるアプリケーションにより、オープンなブラウザからのトラフィックは減少しクローズなアプリケーションが増加しているという。
(ここで誤解の無いように注意しなければならないのが、トラフィックが逆転したわけではないと言うこと。Tech crunchでも指摘しているように、Wiredのグラフにはいくつか誤りがあった)

WebブラウザーのようなオープンなWebブラウズが減少してしまうと困るのはGoogleである。
検索による広告を収益のベースとするGoogleは、オープンなWebブラウザ以外からのWebへのアクセスや、アプリケーションからのアクセスによって検索されないと収益機会を多く逃すことになるのだ。
以前iAd~Appleの正体~という記事で、Appleが広告ビジネスに乗り出したことをお伝えした。
当然Appleはトラフィックの変化が何をもたらすかと言うことに気づいていたのである。
これはGoogleと真っ向から対立するビジネスモデルなのだ。

ちょうど最近、WSJにGoogleのCEOエリック・シュミットのインタビュー記事が掲載されていた。 Continue reading »

AppleのiPhoneはApp Storeから好きなアプリケーションをダウンロードし、インストールしてなんぼのスマートフォンですが、開発者にはその審査基準の不明確さが非常に不評で、そのことが開発者離れを誘っているとも言われています。


Apple iPhoneのライバルとして良く引き合いに出されるGoogle Androidですが、その方針はAppleとは対照的にあくまでもオープンでありアプリケーションの開発も販売も開発者にとってはAppleのAppsよりも魅力的なことから評判も良いようです。
この手のデバイスはユーザー数もさることながら、開発者がいてこそ支えられる部分もあります。
オープンソースであればなおさらのことでしょう。
Androidケータイは急成長を見せており、一部リサーチ会社には2012年にはiPhoneを抜くのではないかという予測もあり、後発ながらその好調ぶりがうかがえます。 記憶に新しいところではdocomoから販売されたSony EricssonのXPERIA X10がよりAndroidを身近にしたことでしょう。そんなAndroidですが、端末向けのアプリケーション市場の閉鎖的なAppleと対照的に自由を活かし順風満帆のように見えますが、ここへ来てその自由さが足枷になっているようです。 Continue reading »

数日前に伝えたAppleが独占的使用権を獲得した金属系ベンチャーのLiquidmetal Technologiesが開発したLiquidmetal。
耐久性に優れ軽い合金だというのはなんとなくわかりましたが、それがどういった素材なのか今ひとつピンと来てませんでした。
以下の動画をご覧いただければ分かるように、それはステンレスやチタンとは比べものにならないとてつもない金属だと言うことがすぐに分かります。
これがiPhoneやノート型Macに使われることで、どのようなデザインが実現できるのか楽しみです。

1分21秒、ずっと跳ね続けますw
尋常じゃない弾性ですw

百聞は一見にしかず、ご覧下さい。
Liquidmetal – Technology demo

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Macに使われる近未来の新素材

各所で報じられているとおり、Apple元社員がプロダクトや入札等の情報リークの見返りとして発注先のサプライヤーからマージンバックを受け取っていました。
当初伝えられていた額は100万ドルと言うことでしたが、検察発表によるとその額は250万ドルだと言うことです。
WSJは韓国企業や中国、シンガポール企業の名を具体的に挙げ伝えています。

According to the indictment and the civil suit, Mr. Devine came up with an elaborate scheme in which he supplied companies such as Cresyn Co. in South Korea, Kaedar Electronics Co. in China and Jin Li Mould Manufacturing Pte. Ltd. in Singapore…

賄賂として受け取った額は250万ドルと言うことは今のレートで2億1千万円程度。
Appleというグローバル企業に起こった贈賄事件、またFBIも捜査に関わっており大々的に報道されています。

WSJの記事には気になる文面もあります。

A spokesman for Pegatron Corp., the manufacturing subsidiary of Asustek Computer Inc. of Taiwan, said Pegatron acquired Kaedar in late 2008 or early 2009. The Pegatron spokesman, Charles Lin, said he wasn’t aware of the indictment or lawsuit against Mr. Devine. The Wall Street Journal previously reported that Pegatron is working on an iPhone for a second mobile standard, CDMA, for Apple.(強調は引用者)

CDMA版iPhoneの製造を受注したとされる企業も捜査対象に含まれていると言うことでしょうか。

この事件がCDMA版iPhoneの開発・製造に影響があるかは不明ですが、元社員の犯罪が企業の命取りにもなりかねない大きな事件ですね。

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Appleの「i」は勢いがある。
AppleはiOSをiTVに搭載し、再びリビング進出に挑戦するつもりらしい。
なぜ再びなのか?

現行のAppleTVは商業的に成功しているとは言いがたい。
それはiPodやiPhone、iPadの商業的成功と比べれば明らかである。
何よりAppleは未だにApple TVによってリビングを支配していない。
iPodやiPhoneで着実に電車での移動や人々がもてあます空き時間などへの支配を強めていっているが、リビングはまだである。

Appleがリビングを支配する試みはMac OSXに垣間見れる。 Continue reading »

Twitterでも簡単に触れたが、昨日新型MacProが販売開始となった。
12Core(24tread)のモンスターマシンの価格は474,800円〜。
CPU2.93GHzのWestmare Dual構成、RAM32GB、GPU ATI Radeon HD 5870、512GB SSDで構成した魅力的なモデルは
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PowerMac G5が登場する以前のフラッグシップMacは、PowerMac G4だった。
最後のモデルは1.25GHzのDualCPUだったように記憶している。
今では信じられないけど、PowerMac G4は1年以上も似たようなスペックで売り続けられていて劇的な性能向上はほとんど頭打ちの状態だった。
そんな状況だけに、世界最高性能をうたったPowerMac G5は強烈なインパクトで、誰もが欲しがるフラッグシップであり、高嶺の花だった(当時PowerMacを使う人なんてほとんどが何かしらのプロフェッショナルか、熱狂的なユーザーぐらいのもんだろう)。
私もその一人で、フラッグシップモデルの2GHzDualを買った。
それが初めてのタワー型Macだった。

そんなG5をちょっとしたアイデアで、買おうと考えた面白い人がアメリカにいたのだが…
下の動画を見れば分かるが、かなりセンスがあって面白い。
当時も話題になって、知っていたけどまさかYouTubeで再会するとは思ってもいなかった。

もうすぐ2009年も終わりに近づき、フィルシラー曰く〝非常にすばらしいものがやってきます〟という2010年まで残りわずかだ。
今年はiPhoneと、まだ市場には存在さえしないTablet型Macが話題として多かったように思う。
特にiPhoneユーザーの殆どがMacではなくPCユーザーであるという現実は、古くからの熱狂的なMacユーザーにとっては少し淋しい現実だったかもしれない。
AppleのイノベーションはAppStoreの成長や、Magic Mouse、なによりSnow Leopardのリリースなど、とどまることがなかった。
Tablet型Macこそリリースされなかったが、1年のイノベーションとしては充分に楽しませてくれた。
中でもMagic MouseとSnow LeopardはMacを買い替えずとも、その経験を広げたことはイノベーション以外の何物でもない。
個人的には次はLED Cinema Displayかな、なんて思ってるがそれは財布と相談だ。
iPhone 3GSにはずっと興味があるが、結局買わずじまいで、というのもSoftbankで使っているNokia E63で充分間に合っているからなのだが-ちなみに月額180円しか払ってない-そちらも財布と相談だ。

2010年に一体どんなすばらしいものがやってくるのか、私たちの予想を大きく裏切ってくるAppleのことだからフィルシラーの発言に期待せずにはいられないが、とりあえず何かありそうなMWSFが今から待ち遠しくて仕方がない。
Appleのイノベーションはわれわれにとって、いつもBlack Swanだ。

自宅のMacでは、Googleが配布しているGoogle純正Webブラウザー「Google Chrome」のMac版を最近使っている。
ずっとSafariを使い続けていたのだけど、起動するたびにSafari Standが前回閉じたタブを復帰してくれるので便利な機能だけども、私の使い方はかなりの荒技でウィンドウを10以上、タブは100を軽く超えるぐらい常時開いているので、これをいちいち閉じたり復帰したりするのが面倒になってきたから、ちょっとした使い方のときはChromeを使っている。
ちなみになんでそんなにタブやウィンドウを開くのかと言うと、Webは私にとって情報の入り口なので、興味のあることやその派生情報を開いていくと(誰でも)それぐらいの数にはなると思う。
ブックマークにも入っているが、それをいちいちブックマークからたどるのが面倒だからウィンドウやタブにして開いているのだ。

しかしいくらMacProであったとしても100ものページを同時に開くのは相当な時間がかかる。
だから「チョット使い」にはChromeなのだが、Chromeにも同じページ復元機能がついていて、結局ChromeもSafariと同じようになってしまったのだが、その動作の早さに驚く。
ChromeはMacへの最適化がかなり進んでいるようで、現在50ページぐらい毎回起動する時に開くのだけど、Safariの数倍速い。
たまたまアクティビティモニターを見た時に、その最適化の秘密が分かった。

Google Chromeはマルチコアに最適化されている

タブを復帰させたとたん、ものすごい数のプロセスが起動する。
CPU使用率は800%いっぱいまで振り切る。
それぞれのページ自体は軽いので、あっという間に50ページ開くと何事も無かったかのように静まる。

Safariではこうはいかない。
MacProで8Coreも使い切ることはないのだ。
試しにSafariと同じ100ページ近くをGoogle Chromeで開かせたが、その時間の差は歴然だった。

追記:ネットワーク環境にもよるが、Safariは3分近く、Chromeは1分もかからなかった。
その速度差は約3倍ということだ。
最適化とはそういうことなのだろう。
逆にSafariの最適化不足とも言える。

Chromeの機能面ではまだまだ不満が残る所も多いが、ちょっとした所への気配りなどは使いやすさにつながっている所も大いにある。
このマルチコアへの最適化もその一つで、恐らくこんな無茶な使い方をしなければ気づかなかったのだが、Googleの抜け目の無さにはユーザーとして感心させられた。
この分だと、Chrome OSにも期待できそうだ。

Chrome OS

Chrome OS

何度かこちらこちらで書いているがOSがやがて無くなる時は、そう遠くない未来であることは間違いない。
それはMacもWindowsもOSとして消えてしまう世界だ。
正確にはOSが今のような形でローカルに存在する必要の無い、クラウドになった世界だ。
関連記事:Windows7 vs Mac OSXの無意味 #1プラットフォーム
Windows7 vs Mac OSXの無意味 #2性能バブル

それが、どういった形でブレークスルーを迎えるかは分からないが、ネットワークインフラとして最低200〜300Mbps程度がベストエフォートではない帯域保証されたような形で提供されれば、ほとんどのアプリケーションサービスはWeb上に存在するだけで良くなり、今と変わらないコンピューティングが実現できると思われる。
デバイスはそれを実行できる程度のスペックで十分なので、今の一般的なノートブック程度で充分だろう。
そういったサービスがワイヤレスで提供されればポータブルデバイスは、様々なしがらみから解放される

ひょっとするとOSが不要になった世界では根本的なアーキテクチャーを覆すことができるかもしれない。
少なくともデバイスは文字通りのターンキーなので、それだけでも今とは明らかに異なる。
アウトプットするデバイスとしては今とさほど変わらないかもしれないが、それが実現した頃には、まさにいま先進的だと思って使っている、例えばMacBook Airさえも過去の古臭い遺物となる。

例えば有線で200〜300Mbpsというフレーミングで考えた時、それらがそう遠くない未来であることが実感できてしまう。
電源を入れOSをロードする時間も、アプリケーションをインストールする手間も、システムのメンテナンスさえもいらない。
それらは全てWebの向こうの世界なのだ。
ただ電源を入れてWebに接続するだけのデバイスさえあれば利用できる。
OSはすぐに消えてなくなるわけではないが、少なくともそれはユーザーの選択肢の幅の広がりを意味する。
それはMacとて例外ではないだろう。
そして、その時Macはどう進化するのか、パラダイムのシフトをどう生き延びるのか楽しみだ。

追記:
少なくともその答えは、フィルシラーによればネットブックではないようだ。
関連記事:Appleは長期的に正しい

そういった片鱗はこういう端末で垣間みることができるような気がする。

噂のTablet型Macが遂に登場した。

modbook_photo005

しかし、(残念なことに?)Apple純正のプロダクトではない。
ModBookと名付けられたこのプロダクトは、PlusYuがMacBookとWACOMの液晶タブレットを組み合わせて作った製品だ。
実はプロダクトAxiotronのModBook kitという製品を使って作れるそうだ。
ベースとなっているMacBookの昨日をそのまま使うことができるのだという。

詳細はこちらの公式サイトで確認できる。
AppleがTablet型Macを出すとしたら、間違いなくこういう製品ではないと思う。
ただ、これはこれとしてアリかなと個人的には思う。
イラレ、フォトショを入れればデジタルスケッチブックとして重宝するかもしれない。

ここに面白いアンケート結果がある。
日本におけるiPhoneユーザーの動向に関するアンケート調査だ。
iPhoneユーザーの実に37%の人が日本のメーカーのPCを使っている。
NEC、東芝が12.7%、次いでSonyが11.3%という具合。
ではMacユーザーはというと、9.9%だったのだが、面白いのがDELLと自作PCも同率の9.9%。
iPhoneユーザーのPCマーケットシェアは実際とは違って面白い結果になっている。
サンプルが400人と、PCマーケットまでを語るには少なめなのだろうが、他の項目もユーザー動向が垣間みれて面白い。

例えばユーザーの利用目的をみると、Web閲覧とメールが圧倒的に多い。
出先でのポータブルで手軽なネット端末としての利用価値が最も高いのだろうか。
キャリア側も比較的安価に利用できる料金プランを設定していることも関係していそうだ。

iPhoneは日本ではMacとは無関係に使われているのがよく分かる。
そして電話としてと言うよりも、インターネットのできるミュージックプレイヤーとしての使い方に最も価値を見いだされているようだ。
これの意味するところは、つまり「暇つぶし」なのか?
電車で音楽聞きながらネットサーフィンみたいな。
ゲームは半数程度なので、二人に一人は暇つぶしとして活用していると言うことかもしれない。

追記:もちろんユーザーが暇を持て余していると言う意味ではなく、時間を有効活用されている方もいると思うので「暇つぶし」にはちょっと語弊があるかもしれない。
「時間の有効活用」という意味で書いてます。

GoogleのChrome OSのβ版が公開されている。
Macへのインストールの仕方やレビュー等はWeb上に溢れかえっているので、その辺は他に任せるとしよう。

「どんなOSだろう」と思っている人は、きっと見事に裏切られる。
使えばすぐに分かるが、これはOSというよりも Continue reading »

最近Twitterで、Mac版のノードツリーコンポジションソフト事実上選択肢が無くなってしまったという話をしたことがあった。
なぜノードツリーにこだわるのかというと、合成の概念としてはプロセスがとても整理されて把握しやすい点と、試行錯誤が格段に楽だからだ。
CombustionやShakeを使ったことがある人ならレイヤーベースの Continue reading »

#2の続き…

コモディタイズしたMacもPCも、もはや高性能なハードウェアだと言うだけでは優位ではなくなったのだ。
それは「intel」というたった1社の半導体メーカーをキーワードにして語れるほど強力な、転換だった。
これは性能が一定程度に到達した時に起こる飽和のような物で、ユーザービリティや体験の価値創造を得意とするAppleにとっては自分のフィールドで戦える場と Continue reading »

#1の続き…

それは、あえて大げさな言い方をすればプロダクトとマーケットを見ているとよく分かる。

ハードウェアの基本性能の優位性がほとんど無くなってしまった今、Macがクリエイティブ用でなければならない理由もWindows PCがオフィス用でなければならない理由もほとんど無くなり、その優位性がソフトウェアに依存する状況になった。
ハードウェアに由来するプラットフォームと、その用途を限定する意味を失った Continue reading »

私自身は公私ともにMacを使い、映像メディアを生業としている。
世の中の多くの放送等を含む映像メディア映像制作の過程で、もはやPCは無くてはならない存在であることは言うまでもないように、それがMacであることのアドバンテージや必然性が失われたこともまた、言うまでもなくなってから随分と久しい。
これは全くネガティブな意味ではない。
かつては実用面でのPC、或いはMacという選択肢としての話であり、マーケティングやユーザーへのアプローチを含めたブランディングでもあったが、今となっては全くかけ離れてしまっている。
実際のMacのイメージと乖離した部分、これがもはや神話となったステレオタイプである。

かつてクリエイティブはMac、オフィスはWindowsという Continue reading »

PC Watchが米Apple フィル・シラー上席副社長インタビューと題したインタビュー記事を載せている。
内容は主に2009年のAppleの総括でフィルシラー曰く「ブレイクスルーの1年だった」という。
また、他のPCメーカーとは違い大きく売り上げを伸ばし成長することができたのは、ソフトとハードを一貫して提供できた強みである Continue reading »

SciroccoRさん経由で知ったのだけど、Appleがスタイライスに関する特許を今年の7月に出願していたらしい。
その資料の一部が以下の図面なんだろうが、まるで電子ブックリーダーのようだ。 Continue reading »

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