Flagship:旗艦、司令官の乗る艦船。
bottle neck:進行の妨げになるもの。
バランスのiMac Core i7、フラッグシップのMaPro、個人的にはそんな印象を持っている。
フラッグシップモデルという言葉の響きに恍惚とする人は、殆どが何かのプロダクト、取り分けスピードに憧れているだろう。

それが例えばSuzukiなら隼、KawasakiならばGPz900Rだという人もいれば、ZZR1400と世代によってもまちまちだ。

それをAppleに置き換えるなら、GPzはさしずめG5、ZZR1400はMacProと言った所だろう。

最近仕事で編集システムの構築を任され、Appleをベースとした小規模システムを考案し今日2式の内の1式を施設した。
MacProのフラッグシップモデルをベースに、基本的には自宅の環境をベースに考えたが選定機材は業務向けのもので、価格に対してかなり充分な環境を整えられた。
諸々の設置作業が完了し、ソフトウェア回りをインハウス向けに構成していったのだがアクティビティモニタで見る16個のCPUモニターは圧巻だ。
セットアップ中、Cinebenchでベンチマークをとってみたりしたが、16ラインレンダリングを始めた時、モニタが1590%を示した時、マルチコアのパワーをまざまざと見せつけられ圧倒された気になった。
一方で、Final Cut Studioはパッとしないしそれほど冴えない。
CPUは殆ど遊んでいる。
もちろん分かりきっていたのだけど、ここまで冴えない現実はちょっといかがなものかと思った。
これではせっかくのフラッグシップモデルも宝の持ち腐れなのは言うまでもないが、ソフトウェアのマルチコア最適化が難しいという現実は、まだこれなのだ。
これはまさにボトルネックで、ムーアの法則の妨げでもある悩ましい問題だ。
最高2.93GHz、8個のコアで最大16のスレッドを実行できる期待値は殆ど無意味に等しい。
反面、Cinebenchでも示されたように3DCGやコンポジションソフトではその性能を活かしきりやすい傾向にある。
これは計算過程の違いだが、そんな事情はユーザーにとっては無関係、というのが現実だと思う。
いくら16コア32スレッドの世界が訪れても、そのリソースを使えなければそのコアは無いに等しい。
ならば高クロック路線へと回帰してもらった方がまだマシだろう。
GCDやOpenCLなどの技術はまだまだ普及する気配はないが、ハードウェアに伴ったソフトウェアの進化がなければこのボトルネックは解消されない。
それはユーザーにとってもハードウェアにとっても無益だろう。
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